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春までにお店をオープンすることは
できるのだろうか?

- 東京からUターン。夫婦で古民家を改装中!! -

  DIYで作るカフェ

山下 美紀

■ 自己紹介をお願いします!

 養父市八鹿町生まれ。2013年から夫(当時、彼氏)の後を追って、5年ほど東京に出ていました。私も夫(朝来市出身)も地元が大好きで、いつかは帰ってきたい気持ちがあって2018年5月にUターン、その後、市内の大屋町若杉に移住しました。

 

■ 今は何をしていますか?

 若杉でカレーとコーヒーのお店をやるべく、古民家改修を自力でしています。地元に帰って何をするってなった時に、夫は「企業で働くのではなくて、自分で自由に時間を使いたい」という気持ちがあったんです。東京で飲食の経験を積んできたし、夫が大好きなカレーを出す店をやろうとなりました。

 漠然と古民家でやりたいなーという想いはありました。その他のこだわりはあまりなくて、私は「子供が産まれた時のことを考えて、車通りが少ないところ」、「畑ができるところ」ならどこでも。夫は「アマゾンが届くこと」と、「ネット回線がつながるところ」ならどこでも。養父市と隣の朝来市から探した結果、家財道具がまったくなくて片付いていた若杉の古民家に決めました。

 古民家の修復は業者さんにやってもらおうと思っていたのですが、工事代が高かったので、自分たちで直そうとなりました。壁をぶち抜き、天井をはぎ、床を取り、とかなり大掛かりな作業になっています。2018年10月からスタートして5カ月が経ちますが、まだまだ先が見えません(笑)。でも、2019年4月には開店する予定です!

 

■ 大屋町若杉に住んでみてどうですか?

 若杉に来て驚いたことは、異常な程のカメムシの量!実家にもいますが、こんなにいる!?発狂するくらいのレベルです。カメムシの時期には、日に何度も30分ほどカメムシ取りをしてから作業をしています。

 地区の人にはかなり恵まれています。若杉は「自由に好きなことをさせてくれる」地区だなと思います。地区の人同士は仲が良すぎ。クリスマス会兼忘年会は異様な出席率でしたよ(笑)。私たちが早く地区に馴染めるように秋の運動会にも声をかけてくれました。張り切って全種目に参加しました(笑)。イベントに合わせて、ここを出てしまった人も帰って来ます。とっても賑やかでいいなーと思います。地区や人の雰囲気ってネットで調べてもわからない。住んでみないと。私たちは住めた地区がよかったなと思っています。

 あと、若杉は入村料や日役がないんです。私も夫も田舎出身ですが、田舎でも場所によってルールが違う。移住して初めて知って面白いなと思いました。

 

■ 最後に…

 夫に出会ってから人生がまるで変わりました(笑)。私個人ではDIYをやろうなんてかけらもなかった。でも、移住してみて、養父には変わった面白い人が結構いるんだなと感じています。DIY女子も発見したし。似たような人がいて心強いです。

 今後の目標は、お店ができてもあまり流行り過ぎない店にしたい(笑)。せっかくお客さんが来てくれたのに忙しくて話せないのはイヤ。オープン告知はせず、ひっそりと始めたいです。

 

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