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おじゃましまーす!

いどばた喫茶

八木城交流館

八鹿町地区

「いらっしゃい。久しぶり。元気だった?」

「おはよう〜。毎日寒いなあ」

 ここは八鹿町八木地区の八木城交流館。月2回、第2・第4水曜日は、地元の人たちが運営する「いどばた喫茶」が開かれる。10時の開店とともに近所の60〜90歳のおじちゃんおばちゃんたちが続々と集まって来た。あっという間に20席ほどある店内はいっぱいになった。

「はい、コーヒーどうぞ。お水もいる?」

 喫茶のマスターは全員80歳前後の男性。コーヒーを淹れてお客さんに出したり、食器を片付けたりと、その手つきは慣れたもの。もともと、この喫茶は地域の人の交流の場を作ろうと始まったのだが、最初にみんなにコーヒーを振る舞ったのが男性だったことから今でもそれが続いているという。

「合い言葉は『来た時よりももっときれいに台所を保つ』ことです」と、マスターの一人、太田豊さんは笑う。

「今日はリンゴのワイン煮を持って来たよ。こっちは、サツマイモをオレンジジュースで炊いてみた」

 喫茶を彩るのはお母さんたちが作ったお茶請け。旬のものを使った手作りのおやつ以外にも、旅行のお土産や果物など、お菓子をみんなで持ち寄る。ちょうどこの日はバレンタインデーだったので、チョコレートもいくつか並び、どれから食べようか悩んでしまうほどだ。

 みんな、お菓子をつまんではコーヒーをすすり、おしゃべりに花を咲かせる。

「昔話をしたり、農作業の話をしたり、お友達としゃべれて楽しい。特別な用事がない限りはここに来るのよ」と、話すのは常連の太田美代子さん。美代子さん以外の人たちも、晴れの日はもちろん、雨の日も雪の日も、だいたい喫茶にやって来る。春夏の田んぼや畑が忙しい時期は、朝一番に仕事をしてから、暑い時間帯を休憩がてらここで過ごすのだ。6月は養父市の特産品である朝倉山椒の収穫時期。常連さんの中には山椒農家もいるのだが、その時には、喫茶で情報を知ったみんなが手伝いに来てくれたりもするそうだ。

 いどばた喫茶はオープンしてから今年でなんと7年目。今回は146回目。10〜12時と13〜15時の二部制で、毎回二回合わせて30人くらいお客さんがやって来る。地元の人はもちろん、別の地域の人にも、もっと立ち寄ってもらうのが、地域の人の今後の目標だ。

今回私たちを案内してくれた八木城地区の集落サポーター森本知子さん。

地域の方達からの信頼は熱い。

地域の人と交流できる素泊り宿泊施設!!

レトロな城下町に宿泊しながら養父市を散策してみませんか?

この地域を拠点に活動する、集落サポーターのお姉さんが養父市の情報を

たくさん教えてくれます。地域の人の交流の場にもなっているので

まちの人の話も聞けます。しかも改装した「蔵」にも宿泊可能なんです。

 

宿泊料 / 1部屋¥1,000 < 一泊 >

共同台所利用可能 ※お食事はございません。

共同トイレ・浴室有り※近くに温泉施設有り

TEL  079-662-8335

E-MAIL  yagijyouseki@gmail.com

〒667-0041 兵庫県養父市八鹿町八木1312

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